§ジャパニーズアクセント   

ある日の夕方、夕食の支度をしていると電話がかかってきた.あいにく手が汚れていたので、近くにいた9歳の末娘に『Would you get a phone? (電話とってくれる?』とたのんだら、『Ok !』とすぐ電話にでてくれた.彼女が、『Hello?』と言っているのが聞こえた、が、その後すぐに電話を切った.”あれ?”と重いながら『Maryann,Who was it? (誰だったの?)』と聞いたら、『I don't know, She hang up. (知らないよ、彼女が電話を切ったの)』と言った後で、『But, I think it was your friend.(だけど、ママの友だちだと思う)』と言った.”何でそんな短い会話で、私の友だちと分かるのだろう? ”不思議になった私が、『How did you know? You hang up right away.(どうして分かるの?すぐ電話きったのに)』と聞き返したら、彼女は、『Because she had a Japanese accent, like you Mommy.(彼女は、日本語のなまりがあったよ.マミーみたいな!)』とさらりと言った.はじめ私は、”ああ、日本語なまりね、誰だろ?”と気になって考えていたが、と同時に ”なに!私みたいな!日本語なまりやて!!『Hello』だけやろ『Hello』、私『Hello』だけは、自信があったのになあ〜”と、ちょっと傷付いた.でもすぐ後に闘志が湧いてきた.”日本語なまり直したるで〜〜”

しかし、よく考えたら、うちの娘はすごい.たった一言の『Hello』で日本語なまりが分かるとは、と変なところで感心してしまった.

その後ときどき、私が車を運転して末娘をどこかへ行く時、娘に私の英単語の発音を聞かせて、なまりがないか聞く.根が優しい末娘は、その都度、親切に何回も何回も、同じ単語を発音してくれる.が、毎回あまりの母の覚えのわるさに舌を巻き、最後にはいつも、『Ok,Ok, That's good, Mammy. That's good!』ここでおしまい!と切られてしまう.


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