§本能はすごい
子供達の学校がクリスマス休暇に入り、家にいるので久しぶりに釣りへ行った. 今はホワイティングとこちらで呼ばれている魚の時期で20cm前後のものがよくかかる. その日はエルニーニョの関係かどうかはしらないが、サンフランシスコに負けない位のすごい霧だった. 生きた海老を5ダース買って準備万端でいつものマナティパーク(上右写真)で釣りを始めた.案の上釣糸を投げて少ししたらグィと引いて来た.竿をちょっと引いて引っかけそのままずっとリールを巻いた.来た来たホワイティングだ.20cm位で結構いいサイズだ.そのまま引き上げてクーラーに入れた.つづいて子供達も次々に釣っていった.中にはちょっと小さくフィレにするとあまり食べるところがない! というようなのもかかったのでそういうのは河へ帰した.そうしているうちに一緒に来ていた息子の友達の親子が先に帰らなければならなくなり、彼等が釣ったホワイティングをそこで処理し始めた.と言っても頭を落とすだけだが、落とした頭は子供達が集まって来たペリカンへ投げていた.そうして彼等が帰った後また私達だけで、また餌がなくなるまで釣ることににした. 私もまたいつものように餌を付けて投げ入れた.するとちょこちょこと突ついてくるものがある.静かに大きく喰い付くのをまってその瞬間、ずっと引いた.抵抗が強い.大物か?なんてわくわくしながら、水面から出たそれは、ひぇー〜〜〜 緑色と黄色がまばらになって黒い点のあるいかにもおれは毒をもってるぞといわんばかりの10cm程の河豚だった.『気持ち悪い〜触りたくない』、と竿を振っていたら針がはずれて地面に落ちた.すぐ足で蹴って河川へ落としたら、運悪くさっき子供達が餌をやっていたペリカンが真下にいた.それで待ってましたと言わんばかりに、私の蹴り落とした河豚をパクっと口の中に入れた.『あ〜あ、あかん!あかん! それ毒あるねんで、死んでしまうで〜』と思った瞬間、ペリカンはペッ!と河豚を吐き出した.『すご〜い!なんでわかたんやろ?これはすごいわ』と本能に感心してしまった.
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