§慣れと言うのは恐ろしい
先日、ミスタービーンというイギリスのコメディ映画を見た.この映画は、どんくさいイギリス人のビーンが、アメリカへ来て巻き起こす数々のおかしな騒動のコメディなのだが、その中でビーンがトイレへ行って手を洗う時、蛇口の栓の開き方が分からず、いろいろ触っているうちに開いてしまい、ズボンの前をびしょびしょにしてしまうシーンがあった.この映画全体、”はっはっは、こいつ、鈍くさい!”と笑う映画なのだが、このシーンだけは、思わず『そうやねん』とうなずいてしまった.
私が初めてアメリカへ来た時、私はこれと全く同じ事をしてしまった.トイレで手を洗おうとしてレバーを押した.が、水が出てこない.なんでや??といろいろと考えていろいろと触っていて何かの拍子に上に上げたら突然、水が噴き出た.『水は下に流れるのに、なんで水を出す時にレバーを上に上げるねん!』といった事を初め、ドアのノブに付いている鍵を掛けようと回したが掛らず、反対に回したら掛ったと言うことなど、日本では常識としてしていた、ちょっとした所の機能が、逆になってる事がかなりあった. その当時は、「なんやもう!これ!ほんまに!やはり地球のほぼ反対側だから反対なのか?.」とぶつぶつ文句を言いながら悪戦苦闘していた事も、時間がたって何年かするうちに知らず知らずに慣れてしまった. そして先日、ちょっと日本へ帰った時、長年住んでいた実家の台所で水を出そうとして、フッとレバーを上げてしまった! でも、もちろん水は出て来なかったのである.慣れと言うのは恐ろしい.
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