§バイクウィーク                          

もうすぐあのバイクウィークがやってくる.全米中から4万人のバイカーが、この小さな静かな町を目がけてハーレーデビットソンに乗ってやってくるのである. それも1人ではなく、団体になって、ぶっぶっぶっぶという、体中に響く低い鈍い音を辺り構わず、昼夜関係なく響かせてやって来るのである. どういうわけか彼等は一様に同じスタイルで(黒の皮ジャンの上下、黒のTーシャツ、口髭と顎髭、あのぽてぽてのビール腹、タトゥー(アメリカ風の入れ墨)、女性の場合も黒のムチムチの皮パンツや横がメッシュになった皮のつなぎ)で、あのハーレーデヴィドソンにそっくり返って乗っている. たまに、日本製のヤマハやホンダの大型バイクに乗っている人達もいるが..心無しかさびしげである.  

もっとも彼等はまずデイトナビーチのバイクウィークに来るのであるが、ここはそのとなり町.  あのバイカーたちの間では、とっても有名な酒場のPub44(毎年パーティのクライマックスには、ホンダ製のバイクをみんなで叩き壊す野蛮な催しを看板にしているバイカーパブ、 ’注:そのことでとってもおもしろいエピソードが有るがそれはまた別の編で)やキャベッジパッチ(女バイカーのコールスローのレスリングをするのを売り物にしているあまり品のよくない店)があって(不運なことにわが家のある住宅街入り口に面している道は、ちょうどその両店をはしごするバイカーたちの通り道)、その上、そのPub44の横に現在建設中で、今年のバイクウィークからオープン予定の、その名も、”ハーレーデビットソン.アネックス”とバイカーたちが泣いて喜ぶしろものが、誕生してしまった.


 

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