§ハロウィ〜ン

今年も、この時期がやってきた.子供達の大好きなハロウィンの時期である.でも、私にとっては、ちょっと、いや大変困ったときなのである、と言うのも私は自慢じゃないが、裁縫がすごっいへたくそなのである.裁縫の基本とも言うべき『波縫い』が出来ない、というか、いつも一応最初はとっても気を付けて均一に真直ぐに縫っているつもりなのであるが、何故か途中でばらばらぎざぎざになってしまい、それを見てまた『ええい、もうええ.』と縫ってしまい、出来上がると最初細々なみなみ2、3ミリ、最後でかでかぐにゃぐにゃ1、2センチになってしまうのである.又ボタンを付けるとそのボタンがなぜか他の始めから付いていたのより先に、又すぐとれる、かがり縫いをすると途中でどっちに縫っていたかわからなくなり、最後縫い上げて見ると始めと終わりの縫い方が明らかに違っているのである.こんな私にとってこのコスチューム造りというのは、少ないアイデア力の総結集でへたくそな裁縫をカバーしなくてはならないという大変な作業なのである.

確かにウォルマートやKマートその他のデパートに市販の物も沢山売っているし、以前何回か買った、がうちの子供達は、特に次女は、そこに売っている様な、普通女の子が着たがるかわいいお姫様物やキャラクター物には全く興味がなく、何故か絶対に市販されていないような変な動物になりたがるので、結局私が作るより他にないのである.

たとえば彼女は昨年、はじめTーレックス(肉食恐竜)になりたいと言い出したが、それはどう考えても私のこの実力では絶対に無理なので、何とか他の物にしてね.頼んで、結局ホワイトタイガーにしてもらった.さて、どういう風にしようか?と考えたあげく作ったのは、白いTシャツと白いタイツを買って来て、衣類用の黒のペイントで縞を書いて、尻尾だけ白い切れを買って自分で縫い合わせそれをタイツにさらに縫い付けた物でそれを彼女に着せ、顔全体を白く塗って、鼻の部分を黒く塗り、髭を書いて頭に市販されていた黒猫の耳のカチュシャを付けさせた. そして他のうちの子供達と一緒に夫が大雨の中、トリック.ア.トリートへ連れて言った.(私は家でうちに来るよそのトリック.ア.トリーター達にキャンディーをあげなければならないので、家に一人残っていた.)

やがて、夫と子供達がトリック.ア.トリートを終えて帰って来た.そして皆それぞれの収穫をカーペットの上に広げて数えたり種類分けしたりキャンディーを食べたりしながら、長女と長男が、口を揃えてこんな事をいったのである. ある家に行った時の事、家の人が出てきて不思議そうに次女を見て『What are you?  Jail Bard?(あなたは、何かな?脱獄囚?)』と聞いたそうである.それも1件だけではなく、数件の家で言われたらしいのである.それで、ふと次女を見ると、悪戦苦闘で作った尻尾は無残に取れ去り、顔のペイントも雨で濡れたのか?ほとんど残っていず、着ているTシャツには、黒の太いストライプが何本も入り、どう見てもホワイトタイガーの縞と言うよりは、囚人服の縞模様と呼んだ方が合う物を着ていた.でも当の次女は怒っている様子もなく、回収したキャンディーを満足そうに数えていた.

もうそこにハロウィンが迫って来ていて早く何になりたいか、聞かなければとあせりながらも聞くのを躊躇してしまう今日この頃である.


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