§自然の宝庫                          

フロリダというところは、いろんな野性動物がいる.日本にいるときは、普通の野性動物というとイタチ、鼠、すずめ、つばめ、しらざぎなど(これらは、私が実際に見たもので他にもまだいるかもしれないが、)位だったが、ここへ来て本当にいろんな物を見た. 

まずはワニ. その日もいつもの様にいつもの道を車で走っていたら、なんか向こうの土手に亀かな?と思われる物体がいた.でもかなり大きい、何か変だな?あれはなんだ?と思いながら近くまで来たらそれはズズッと素早く動き、小川の中へ消えた.でも私は見た.あれは確かにワニ! 体長1m位だった.  あの辺りをよく自転車でサイクリングしている人を見かけるが、私と子供達はやめておこうと思った. その他にラクーン(日本でいうアライグマ)、アルマジロ、オポッサム、リス、へんな話しだが、これらの動物は毎日、道をドライブしていると必ず道端に変わり果てた姿で横たわっている.しかし役所はこれらの動物をかたずけない. どうなるのかというとこれは自然の原理というもので、禿げたかが来てきれいに掃除をするのである.なるほど〜. 鳥もいろいろ.あの国鳥アメリカン.ボードイーグルは、うちの子供達が通う学校の大きなオークの木に巣を作っていて、時々あの勇敢な姿を見せてくれる.ペリカンは海辺や川で1列に順序よく並んで爽快に飛んでいる.運河では、イルカたちが楽しそうにボートの後を追い、マナティがたま〜にぬぼ〜と現われ! と、ここまでは動物大好きの私にはとっても楽しい所なのだが、ご存じの様にここは亜熱帯、私の大っ嫌いな虫もたくさんいるのである.

ここでは、大抵の各家は、ペーストコントロール(会社によって違うが、年1回、又は毎月家の中や外周りに人体に影響のない薬(疑問?そんなのあるか)をまきバリヤを作って昆虫を家に入れない.)というのしていて、うちももちろんしているのだが、雨の多いここでは、時々せっかくしたペーストコントロールが流されバリヤがなくなり、家の中へ虫が侵入することがある. ゴキブリや蟻なら、気持ち悪いけどまだ自分でなんとかできるのだが.......

この前、いつもの様にさあ、寝ようとベッドへ行って、いつもは面倒だから電気も付けず手探りでカバーをめくってベッドへ潜り込むのだが、この日は、虫?の知らせか、たまたまサイドテーブルのランプを付けた.  カバーをめくって、さあっとベッドへ潜り込もうとした時、ん?枕の上に何か小さい黒い物が.....な〜んだぁ〜と目を凝らしてよく見たら、1cm位の小さな、さ.そ.り.! きゃぁ〜と思わず悲鳴をあげた、でもあれ、待てよ.もしかしたら子供のおもちゃかな?と思い直して、さわろう?っと思った瞬間!....やっぱり本物だ!! きゃぁ〜!と書斎にいた夫の所へ助けを求めに行き、信じない夫をむりやり引っ張って来てそれを見せた. すると夫は、やはりおもちゃと思ったらしく、素手で触ろうとした.ら、ちょっと動いた!らしい. ビクっと少し後ずさりしてから、もう一度よく見て今度は、それがのっかっている枕ごとトイレへ持って行って水に流した. 

信じられない!なんでこんな所に!どうやってここに!、隣にいた夫に『Did you do that?』(たくらんだな?)と冗談めかしに言ったら、夫は『No! No! I didn't do that.』(僕はしていない.)と必死になって弁解しながらも、顔は出来事のあまりのおかしさに、ニャッとニヤケていた. 

翌日すぐペーストコントロール会社へ電話し、もう一度スプレーを念入りにしてもらった. でもその後、ちょっとの間は、寝る前には、必ず電気を付けて、ベッドカバーをめくって、枕と布団をよ〜く目で確かめてから寝た.


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