§ラクーン

最近ラクーンがちょくちょく、うちの外に置いてあるゴミ箱を荒らしに来る.ラクーンとは日本で言うアライグマである.日本のアニメで”あらいぐまラスカル”というのがあったが、あの動物である.とおくから見たらかわいいのだけど、このラクーンこの辺りではちょっとした嫌われ者である.日本では狂犬病というのは、聞いた事があるけど、現在は発生していないので万が一動物に噛まれてもその心配はない.だけどもここフロリダのボルシア郡は毎年狂犬病の野生動物に噛まれる事故がある.ラクーン、リス、ビーバー、コウモリ、その他動物ならほとんど、それに感染する危険性がある.こわ〜い病気である.でも普通、野生動物はすぐそこの森林にいても、人間がいる場所にはそう来ないのだが...なぜか最近来はじめた.腹が減っているのか?何だか知らないけど、これはこっちにとっては大変迷惑な話である.この辺の家はたいてい、日本のあの水色のポリのゴミ箱の最低2倍はある大きなのをそとに置いていて、一週間に1回か2回(地域によって違う、うちは1回)のゴミの日の前の晩にその大きなゴミ箱に蓋をしたまま家の前の道端に出しておく. 野良猫なら、蓋をしてあればたいていの場合荒らされる心配はないのだが、このラクーンはやっかいな事に手を使って蓋を開けてゴミを荒らしてくれるのである.だから、一度ラクーンがゴミ箱という宝のありかを知って来はじめたらこれは厄介な問題になる.蓋の開け方を知ってる!だからこっちが蓋が開かない様にいろいろ工夫を考えるのだが、敵もさるもので、そのつど何日かかかってそれをクリアする.家族でどうしたものかといろいろと対策を考えた.うちの息子は、”今度来たら僕がペイントボールのガンで撃って脅かす”と言ったが、夜中いつ来るか分からないし、毎日来るとも限らないし、それはちょっと無理である.ハンバーガーにネズミの毒を入れておくというのも案もあったが、殺生は良くない.なんとか脅かしてもう来させない様にしたいのだが...それではネズミとりはどうか?日本のかご式ではなくて、トムとジェリーであったあのパチンと挟む痛いやつである.これは良いかもしれないが、ちょっとかわいそうかなと思う.それではゴミ箱にカギをかける...これは、こっちが一回一回家の中のたまった生ゴミを入れに行く時たいへん面倒である.ああ何かいい方法はないものか..と考えていたら、息子が面白い事を言った.ラクーンは欲の深いバカな動物だから一度つかんだ食べ物は離さない.’ああ、そうか!それなら’ とある考えが浮かんだ.入り口がラクーンの手がかろうじて入るくらい狭くて中が広い瓶に長いチキンボーンを入れておいたら、ラクーンがそれを取ろうとその手を瓶の中に突っ込む.そしてしめしめとチキンボーンをつかむ.だがチキンボーンは入り口より長いのでつかんだままでは出せない.でも欲の深いラクーンは一度つかんだ獲物は絶対に離さない.と言う事は、ラクーンの手はそれから抜けない.ラクーンがチキンボーンを離すまで手は抜けないという簡単な事に気付くまで.それを引きずって生きていかなければならない.そこで私は、その情けないけど滑稽な想像して思わず吹き出してしまった.片手にその体と同じ位大きなアップルジュースのピンを引きずって、とぼとぼと歩いている間抜けなラクーンの姿を.その瓶の中にはチキンボーンを死んでも離すまいと堅く握りしめられた小さなラクーンの手が見える.ちょっと残酷か?でもこれはいけるかも?? でも、ああ〜やめた!やめた!何とかの原理で悪い事をしたら必ずまた自分に戻ってくる.ほんとかどうかちょっと実験してみたいきもするのだが...’やっぱり明日、Lowesへ行って新しい大きなしっかりとした蓋のあるゴミ箱買って来ようっと!’

 


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