§トルネード
『フロリダから風のたより』と、このページの名前にも使っているが、フロリダの風と言うのは、普段はこんな暑い所なのにとっても冷たくて気持ちがいいのだが、先週末、真夜中に吹いた風は、ちょっと違った!.『トルネード』つまり竜巻である. それがこの海辺の小さな街を襲ったのであった. その日の午後からテレビやラジオでセントラルフロリダ全域にトルネード警報が静かに出されてた. だから、まさかここに来るなんて思ってもみなかった. その日の夜、夕立ちの様に激しい雷鳴が轟き、稲妻が光っていた.私はいつもの事かと思いながら11時頃寝た.「夕立ちにしてはやけにうるさいやつだなぁ」と思っていたが、疲れていたのでそのまま起きあがる事もなく朝までぐっすりと寝た. 翌朝、朝刊(この辺りの地方紙)を見るとトップ面の片隅に小さくNew Smyrna を竜巻が襲い、運河沿いにあるコンドミニアムに被害が出たとだけ書いてあった.「え〜昨夜のあれは竜巻だったのか?」と思いながら夫や子供達に『昨晩、竜巻があってんて、知ってた?』と聞いたら、子供達が声を揃えて、真夜中にものすごい音がして目が醒め、怖くてリビングでテレビを見ていた夫の所へ行ったそうである.そう私ともうすぐ3つになる末っ子以外は皆、知っていたのであった....昼になってダウンタウンへ行ったら、US1沿いのある一角だけ大きな樫の木や、やしの木が倒れていた.ああやっぱり来たのか.でもたいした事ないなと思っていたら、とんでもない.そんなもんじゃない!であった.New Smyrna には、海側の住宅街に行くのにサウスブリッジとノースブリッジと呼ばれる運河に架かる大きな橋が2つあり、そのノースブリッジの方が通行止めになっていた.これは、もしかしてと急いで家に帰り、テレビのニュースを見たら、CBSニュース(全米ネット)で報道され、被害にあったコンドミニアムとその周辺の模様が写っていた.『え〜エ、あそこが...6角形をした10階位あるコンドーのベランダへのガラス戸というガラス戸がめちゃめちゃに壊れ、枠がグニャグニャなっていた.そこのボートハーバーも停泊中のボートが飛ばされ壊れ、殆ど壊滅状態だった. 私はその横にコンドミニアムの運河をはさんで建っていた、とっても洒落た豪邸が気になった.いつもノースブリッジを渡る時、「きれいな家だなぁ〜」とあこがれていた家であった.でもその日のニュースでは、分からなかった. が、しかし翌日の朝刊のトップにある写真を一目見て「あ〜やっぱり、やられたか!」と他人の家ことながらがっくりとした. その写真には、2階の部分が全く跡形もなくばらばらになっている無残な家の残骸が写っていた.被害はそれだけではなく竜巻が地上におりた4箇所の部分だけが、めちゃくちゃになっているのである.4日たってノースブリッジが再開され、毎日その辺りを走りながら、その都度、竜巻の恐ろしさを目のあたりにしている.
奇蹟にも、この竜巻で命を失った人は誰もなかった.不幸中の幸いである.
余談..小さな町なので被害にあった人は、誰か知り合いとつながっていて、こんな話しを聞いた.その人はあのコンドーの7階に住んでいて、就寝していたら突然、列車が猛スピードで駆け抜けて行くような音がして、何か強い力によってベッドから中に浮き、壁に叩きつけられたかと思うやいなや、今まで寝ていたベッドがベランダから外へ飛ばされていったそうである.7階である.(おおこわ〜)
(C) Copyright 1997 - 2008 TaraSN